遺言書は、ご家族へ向けた最後のメッセージです。
残されたご家族が相続の手続で迷わず、揉め事なく安心して生活を送れるようにするための大切な道しるべとなります。だからこそ、法的に確実な形で残す必要があります。
遺言書の作成は「元気なうち」が鉄則です
遺言書の作成は、できるだけ早めに着手してください。
ご自身の判断能力が低下してしまうと、法的に有効な遺言を残せなくなるからです。たとえば、認知症を発症して事理を弁識する能力がないと判断された場合、遺言書の作成自体ができなくなります。
若い方であっても、急な病気や事故に遭うリスクはゼロではありません。健康な状態で、自らの明確な意思で作られたという証拠を残すためにも、元気なうちの準備が欠かせません。
遺言書に明確な作成の期限はありません。「まだ早いかもしれない」と感じる今こそが、最適なタイミングです。状況や気持ちが変われば後から何度でも書き直せます。まずは現在の想いを、一度形にしてみましょう。
自筆証書遺言と公正証書遺言の違い
| 項目 | 自筆証書遺言 | 公正証書遺言 |
| 作成の方式 | 本人が全文を手書き | 公証人が本人の意思を元に作成 |
| 無効になるリスク | 高い | 低い |
| 証人の有無 | 不要 | 必要 (2名) |
| 家庭裁判所の検認 | 必要 (※法務局保管制度の利用時除く) | 不要 (すぐに手続に使用可能) |
遺言を作成する際、主に「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」の2つの方法から選びます。湘南さむかわ行政書士事務所事務所では、確実性を求める方に公正証書遺言を強くおすすめしています。
公証人という法律の専門家が関与するため、法的な要件の不備で無効になるリスクが極めて低く、ご家族の手続負担も大きく減るからです。
自筆証書遺言は、紙とペンがあれば書ける手軽さが魅力です。しかし、全文の自書、日付の明記、押印など、法律で定められたルールが厳格であるうえに、作成方法の特徴から、改ざんのリスクが否定できないというデメリットがあります。
遺言書作成にかかる費用の目安
| サポート内容 | 当事務所の報酬目安(税別) | 備考 |
|---|---|---|
| 自筆証書遺言サポート | 50,000円〜 | 文案作成・要件チェック |
| 公正証書遺言サポート | 90,000円〜 | 上記+公証役場との打ち合わせ 相続人調査(4名以上は費用別途) |
自筆証書遺言のサポートは50,000円から、公正証書遺言の作成サポートは90,000円から承っております。
公正証書遺言を作成する場合、湘南さむかわ行政書士事務所のサポート費用(90,000円〜)の中には、公証役場との打ち合わせ費用、3名分までの戸籍収集や不動産調査費用が含まれています。
サポート費用とは別に、財産額によって法律で定められている「公証人手数料」のほか、証人2名分の報酬がかかります。証人費用の相場は1名あたり10,000円程度です。
依頼者さまご自身で証人をお願いできる方を探すこともできます。しかしながら、財産の内容を知られる心理的なハードルや、予期しないトラブルの発生を防ぐためにも、証人の手配は事務所にお任せいただくことをおすすめしています。
ご相談から遺言完成までの手続の流れ
ご相談から遺言書が完成するまでの手続は、大まかに以下のような流れで進みます。専門用語で戸惑うことがないよう、私たちがわかりやすくリードいたします。
- ヒアリングと方向性の決定
まずは、誰にどの財産を残したいか、ご希望をじっくりお伺いします。
考えがまとまっていなくても構いません。対話の中で少しずつ形にしていきましょう。 - 必要書類の収集と財産調査
戸籍謄本や不動産の登記事項証明書など、手続に必要な公的書類を集めます。
お忙しい皆さまに代わり収集します。 - 遺言書の文案作成
法律要件を満たすよう、明確で解釈に争いの起きにくい文案を作成します。
何度かやり取りを行い、ご納得いただけるまで修正を重ねます。 - 公証役場での手続(公正証書の場合)
公証人との事前の打ち合わせや調整もすべて代行します。
作成当日は、公証人の案内に従って遺言書の確認や押印、費用精算などを行います。
ご相談前に準備していただきたいもの
最後に、ご相談の際にあると手続がスムーズに進む資料をご案内します。すべて完璧に揃っていなくても大丈夫です。お手元にある範囲でお持ちいただければ、不足分はこちらでしっかりとサポートいたします。
| 準備チェックリスト | 概要とポイント |
|---|---|
| ご自身の身分証明書 | 運転免許証やマイナンバーカードなど 本人確認ができるもの。 |
| 財産の内容がわかるもの | 預貯金通帳、固定資産税の納税通知書、 権利証、有価証券の書類など。 |
| ご家族の構成がわかるメモ | 配偶者やお子様などの家族関係について 手書きで構いませんのでおまとめください。 |
大切なご家族への想いを確実な形にするために、ぜひ一度ご相談ください。今、一歩踏み出すことが、将来の大きな安心に繋がります。